私たちが作っております「ふすま紙」ですが、ルーツは「蚊帳」や「麻ふきん・綿ふきん」を織っていた産地がこの山城地区(現木津川市)です。
「蚊帳」から織物に紙を貼り合せて「ふすま紙」になったと言われています。
昔と比べますと表面の織物の素材は綿・麻からパルプを原料にしたレーヨン糸に変わりましたが、製法は変わっておりません。
貼り合せしている紙もパルプを原料にしているので、織物も紙も天然素材を主に使用しています。
天然素材を使用したふすま紙は通気性と吸放質性に優れています。
空気中のカビやホコリをふすま紙はフィルターの様に取り除いてくれる役割があります。
現在の空気清浄器の様な役割です。
その為、昔は年末又はお盆前に汚れたふすま紙や破れた障子紙を張り替える習慣がありました。
現在では頻繁に張り替える必要はありませんが汚れが目立てば張替え時期のサインです。
人や環境にやさしい織物ふすま紙をおすすめします。

八千代織  伝統と品質のふすま紙
八千代織は、弊社創業者の山﨑彦一が開発し創業から50年以上経つ現在でもご利用頂いております。
現在でも昔と変わらずご利用頂けているのには理由があります。
八千代織は、昔から変わらない素材と加工技術でふすま紙にしています。
発売当初より使用しております糸や裏打ち紙などの素材は現在でも変わりません。
糸や裏打ち紙などの素材は変わりませんが加工技術や加工方法は進歩し続けています。
加工技術は昔の製造方法では機械が進歩しておりますが、製品に変化が起こらない様に加工スピードなどを 管理、調整して製造しております。
八千代織の織り方や風合いは昔から変わらないように努力し、八千代織に張り替えて良かったと行って頂ける様に貼りやすさにもこだわりを持っております。
技術は進歩しておりますが、お客様が望んでいるものは今も昔も変わらないそれが八千代織だからです。
一度『八千代織』をご使用頂ければその良さがわかると思います。

織物ふすま紙見本帳『無地集第5集』

100点以上の豊富な品揃えが特徴です。
【ふすま以外の使用方法】
額などの額装、掛け軸などの表装、人形箱などの箱貼り、お品書きの表紙などでも多くご使用いただいております。
特殊ふすま紙では金糸ふすま紙や銀糸ふすま紙又は屏風裏などでご使用頂いております紺色シルケットやグリーンシルケット多数のふすま紙をご用意しております。

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